半年で英語の偏差値28→73の男の実話
偏差値30からの受験英語

   

受験英語の攻略のツボ


大学受験でカギとなるのは、なんといっても英語。文系理系関係なく、英語でどれだけ得点できるかどうかが合格を左右することが多い。

英語の勉強に限ったことではないが、頑張っているのに成績が上がらない。

それは多くの場合、頭が悪いわけではなく、勉強法と集中力に問題がある。

集中力に関しては、メンタルな面が大きいので、自分で解決すべきだ。しかし勉強法に関しては、他人の力を借りることができる。

どんな分野においても、上達する、成功するコツは、過去に成功した人のマネをすることだ。大学受験は大昔から続いているんだから、当然、上手に勉強をして一気に成績を上げた人だってたくさんいる。私の場合も他人の勉強法のマネだが、英語の偏差値が28から73までアップした。

もしマネをしないでみんなと同じ普通の勉強法だったら、こうはいかなかっただろう。 


英語の勉強もいろいろ


私が実感したのは、英語の勉強といっても、目的によって全然違うということ。学校で勉強する教科書の英語勉強法と、受験の英語勉強法、英会話の勉強法はみんな違う。でも英語のできない人ほど同じようなものと認識している。

学校の英語の成績が良くても、受験で英語の得点がいいとは限らない。だって私の学校の成績、英語は10段階評価の5だもん。

英語の偏差値が70以上あれば少しぐらい英語がしゃべれると思われがちだが、私など全く英語はしゃべれない。ましてや映画を字幕なしで理解することもできない。

目的が大学合格なら、受験英語の勉強に特化すべきだろう。学校の英語の勉強の延長線に受験英語の勉強を考えているかぎりは、他の受験生との差は変わらないだろう。だってみんなも同じことをしているとしたら、同じペースで学力アップしちゃうんだから。

ここに公開するのは、まさに受験のための英語勉強法だ。自分で実証したことだから自信をもって薦めることができる勉強法だ。ちなみに、うちは3人兄弟だが、3人とも同じ勉強法で偏差値70以上あった。

でも過剰な期待はするなよ。楽して英語の偏差値が上がるといってるわけじゃない。小手先のテクニックで偏差値が上がるほど、受験英語は甘くない。やってみると、意外に地味な積み重ねが必要な勉強法だ。でも学校では教えない勉強法だ。

本文では読みやすいように、会話文形式で紹介してみた。面白いかどうかは、わかんないけど、楽しみながら読んでくれたらと思う。前置きがやたらと長いのは、どうしてこの勉強法がいいのかを理解してもらうためだ。わけもわからず実行してみても、続かないと思ったからだ。


   



わずか半年で英語の偏差値が28→73までアップした奇跡の勉強法とは

【登場人物紹介】

SAM
今回勉強法を伝授する男。(当サイト管理人)現在会社社長。

太郎
おバカな高3男子。



序章 受験勉強の動機



それは桜も散った、ある晴れた日のこと。


ちーすっ!SAM先輩。今日はSAMさんに勉強法を教えてもらいに来たッス。

 

う〜ん、役に立てるかわからないけど、僕がやった勉強法でよければいいよ。

 

ありがとうございます。でも謙遜しすぎッスヨ。SAMさんの勉強法が役にたたないわけないっスよ。

オレ知ってるんスヨ、SAMさんが半年で英語の偏差値50アップしたって事。オレ、もうSAMさんしか頼るものがないッス。

 

正確には、45アップなんだけどね。どうやら君も英語が苦手なのかい。

 

苦手以前の問題ッス。高校入ってから2年間、何にも勉強してないッスから。一から始めるッス。偏差値は30台ッス。

 

ふーん、僕と同じだ。僕も3年生の4月の偏差値は28だったからね。はたから見れば、ほぼ絶望的だよね。

実際、どうしょもない悪ガキだったから、当時の担任の先生なんか、僕が大学に行くなんて思いもしなかったからね。半年で偏差値45アップなんて自分でも驚異的な成果だとは思うよ。

 

それを聞くと安心っす。

 

まだ安心しちゃだめだよ。これから頑張るんだから。ちなみに君はどこ目指してるの?

  

早大教育学部っす。自分ブルマーが大好きなんで教師になりたいっす。

 

ブルマーって・・・。その動機は絶対間違ってるけど、まあいいや。やりたいことや、目標があるのはいいことだ。僕も似たようなもんだったし。

 

先輩は何で大学行こうと思ったんすか?

 

うん、僕は大学で遊びたかったんだ。というよりヤリまくりたかった。

田舎もんのチェリーボーイだった僕には、東京の大学に行けば、カワイイ女の子とヤリまくれると勝手な幻想を抱いてたんだ。

 

お互いバカですね。

 

・・・・。でも動機はなんであれ、合格したいという思いの強さは重要だよ。

受験勉強は孤独だから、結局は自分との戦いだ。そのときの思いの強さが、疲れてもあと一問解くまで頑張ろうと奮いたたせてくれる。

なんとなく、みんなが行くから自分も受験しようなんて奴との差がそこで生まれるんだ。

 

そうか。よーし俺もブルマーのために頑張るぞ!

 

おいおい・・・。

   

第1章 受験勉強にとりかかる前に


SAMさんは高3の4月ってどんな勉強から始めたんですか?

 

勉強はしてない。

 

へ?

 

だから勉強はしてないってば。

 

??????

 

正確に言うと、勉強の準備をしてた。

 

準備って?

 

わかってると思うが、僕みたいなバカが他の受験生を追い抜くためには皆と同じ普通の勉強法ではダメだ。

他の受験生だって勉強してるんだから、それでは一向に差が縮まらない。

だから僕はどうやったら急激に効率よく成績を上げられるかを研究したんだ。

  

なるほど。

 

受験生の陥りがちな罠として、みんなと同じ勉強内容で、勉強の量をこなした者勝ちと思いこむフシがある。

たくさんの時間勉強したからって、必ずしもそれが成績に反映されるわけではないのに。

本当はその前に近道を探しておくことのほうがいいのにね。

意外かもしれないが、本当に頭のいい人は、いかに楽して成績上げるかを良く考えてるんだ。

 

なるほど。でSAMさんの見つけた勉強法とは?

 

ちょっと待って。確かに僕の勉強法は教えてあげるけど、君にも僕と同じように効率よく成績を上げる方法を研究して欲しいんだ。

何故かというと、受験勉強は長丁場だ。孤独な戦いだから不安になることも多い。

他人と違うことをやってると、これで大丈夫かな?と、凄く不安になる。

だから自分で納得のいく勉強法でないと中折れしやすいんだ。

それにね、家族に対しての配慮もあるんだ。

 

家族?

 

君の両親は塾に行かせようとしてないかい?

 

はい。お袋は「行け」って言ってます。

 

やっぱりね。いいかい、君はスタートラインも違うんだから、みんなと同じところから始めちゃダメなんだ。

特に机に向かって勉強する習慣のついてない君の場合、塾に行くという行為だけで、勉強した気になってしまうから、逆効果にもなりかねない。

 

でも、わからないことがあったら?

 

わからなかったら、自分でまずは調べる。それでもわからなかったら学校の先生に聞け。

わからないことだらけの自分のバカっぷりを思い知り、自分で解決できたときの喜びを知るんだ。それが勉強の醍醐味だよ。

なんでもかんでも、すぐ答えを教えてもらう受身的な考えを早いうちに矯正するんだ。その壱「バカは最初から塾へは行くな。」だ。

 

そうかぁ。なんか「ドラゴン桜」みたいになってきましたね。

 

ああ、あれ面白いね。でも理1なんか入っちゃったら、入ってから勉強が大変で全く遊べないぞ。君みたいに大学で遊びたい奴は文系行きな。

 

でもお袋にはなんて言って塾を断ろうかな。

 

そこで君が「今の自分にはこの勉強法が必要だ。だから塾は必要ない。」と言い張るために、納得のいくまで勉強法を調べる必要があるんだ。

親というのは子供のためなら、なんとかしてやりたいと思うもの。でも勉強だけは何もしてあげられないから、てっとり早く金で解決できる塾を押し付けようとしてしまうんだ。気持ちはわかるんだけどね。

 

じゃあ、お袋にしっかり説明できるようにSAMさんの勉強法を教えてください。

 
 

第2章 みんなが苦手な英語長文への誤解


君は英語のどこが苦手だい?

 

やっぱり長文問題ですかね。

 

だと思ったよ。みんなが苦手意識を持ってるよね。

 

単語をぜんぜん知らないから、意味わかんないんすよ。

 

おいおい単語は関係ないぞ。

 

え、なんで?

 

その説明に入る前に、ひとつ話しておく事がある。

ポイント其の弐「長文で点を取る。」だ。

英語の勉強というと、ついつい皆、文法や単語等の暗記物に偏りがちになる。

ところが文法問題や英熟語、発音とか暗記物の配点比率はかなり低い。暗記ものは勉強しただけ、成果が出そうな気がするので皆が取り組む。

ところが配点が低いのでいくら勉強しても点数にはたいして反映されないんだ。

 

意地悪っすね。

 

そう、意地悪だ。だって試験は受からせる為のものでなく、落とすためのものだから。

受験生が苦手なものを出題しないと差が出ないだろ。

長文に関しては過去問を解いて傾向と対策みたいなことが通用しないのも好都合だ。実力を測れるからね。

ヤマ勘が当たって、まぐれ合格なんてのがない。

ちなみに意地悪なのはそれだけじゃないぞ。出題される長文の中身も悪文が多い。

だいたいネイティブが日常であんな文節の長い文章は使わないぞ。だって普通に読みづらいだろ。

  

え〜。それ聞くと、ますますやる気が失せます。

 

だからいいんだよ。他の奴もそう思ってるんだから。嫌なものは面白くないから伸びない。

でも好きな勉強はどんどん成績が伸びるもんだ。好きになるのは簡単。得意分野にしてしまえばいいだけのこと。

すらすら解けると気持ちいいもんね。

 

長文が好きになるなんて考えらんね〜。

 

大丈夫だよ。秘訣はね、「英語は語学。語学は習うより慣れろ。」だよ。

 

?

  

まずこの長文問題を解いてごらん。

 


(15分後)

できました。

 

うん一応全問正解だな。

 

簡単っすね。どこの大学の試験すか?

 

大学じゃないよ。高校入試の問題だよ。

 

な〜んだ。満点とって当たり前じゃないっすか

 

まあね。でも大事なのは、かかった時間だよ。

 

時間?

 

君は、この問題を解くのに15分かかった。

長文は一回しか読んでないみたいだったから、設問を解く時間を引くと、この文章を読むのにざっと10分かけたようだね。だいぶ遅いね。

  

普通はどれぐらいっすか?

 

受験直前の一般的な受験生で5〜6分ぐらいかな。でも君にはこれを1分で読めるようにトレーニングしてもらうよ。

 

い、1分っすか・・・。

 

もう気づいたと思うが、長文対策のポイントは速く読むことだ。

もちろん目でなぞるのではなく、意味を理解しながら速く読むんだ。

 

ゆっくり丁寧に正確に訳しながら読んじゃダメなんすか?

 

待ってましたというべき、いい反論だね。
正しく意味を理解しながら速く読めれば、それにこしたことはないだろ。

試験問題自体が平均的な受験生が全問解くのに、時間が若干足らなくように作られていることを考えると、速く読めたほうがいいにきまってる。

さらに、速く読めれば、同じ文章を何度も読み返す時間が生まれる。これは同じ本を何回も読ませてその理解度を測ったデータだ。

  
 

見てのとおり、1回より2回、2回より3回、何度も読んだほうが理解度が向上するのが解ると思う。

試験の問題だって一緒だよ。一回しか読んでない奴より、何度も読んだ奴のほうが作者が何を言いたいのか理解しやすい。

ちなみに僕は入試本番で満点とったけど、そのときは長文を10回も読めたよ。それでも時間が余ったぐらいだよ。

他の受験生が時間切れで全問解けない奴が多い中でだ。

 

なるほど。其の参は「長文を速く読め」ですか?

 

うん。速く読めといっても簡単にできることではないから、「速く読むためのトレーニングを積む」ことがポイントだ。

じゃあそのトレーニング方法を教えよう

     

第3章 英語長文読解のポイント


そもそも何故読むのが遅いのかな?

 

俺の場合、知らない単語がたくさんあって、考えちゃうからかな?

 

違うよ。単語は関係ない。先ほど、君に読んでもらった長文には、知らない単語はなかっただろ?

それでも君は読むのが遅かった。なぜだい?

 

言われてみれば・・・・。

 

理由はね、きみは英語を英語として読まず、日本語にして読んでるからなんだよ。

 

あたりまえですよ。

 

いや、それじゃダメなんだ。英語の文なんだから、英語そのままを頭で理解すればいいんだ。日本語に訳す必要はない。

日本語というのは、知ってのとおり、英語と構造が違う。正しく和訳しようとすると、英文を後ろから読むことになる。

これがタイムロスの原因だ。最初、前から読んで、ピリオドでUターンし、和訳してはじめて意味を理解する。そんな読み方を君はしてないかい?

  

はい。そうしないと意味がわからないから。

 

そう、学校でそういう教え方をしちゃってるからね。でもね、ネイティブはそんな読み方はしない。
例えば

He kept his sence of humor until the day he dead.

これを君は「彼は死ぬまでユーモアの感覚を持ち続けた。」
と、後ろから頭に入っていくが、
でもネイティブなら「彼は持ち続けた、感覚を←ユーモアの、その日まで←彼が死んだ。」
という順番で頭に入れる。日本語としてきれいな文章ではないが、これでも意味はわかるよね。

文章を前から読むのは彼らにしたら、あたりまえのことだ。だったら彼らネイティブと同じ読み方をするほうが、速いにきまってるだろ。

 

でも、どうやったらできるようになるんですか?

 

正しいトレーニングしだいで、いくらでも上達するよ。次はそのトレーニング方法を教えよう。

   

第4章 英語長文が得意になるトレーニング方法


速く読むトレーニングはいたって単純だ。知ってる単語の多い簡単な長文を使って練習するんだ。

やさしい長文なら、速く読むことだけを練習できる。注意するのは絶対に英文を後ろから戻って読まないこと。英文を追う目線は左から右への動きだけ。

簡単な英文を使うのだから、スラッシュ・リーディングなんて余計なことはしなくていい。

まずは、中学校レベルの単語で構成されている長文を使って練習するといい。

 

じゃあ中学の教科書を使えばいいですか?

 

理想的な教材ではあるが、欠点として、既に内容を知っているからダメだ。読んだことのある文章では練習にならない。

500〜1000単語ぐらいの長文で、知らない単語が数個あるぐらいのものがベストだ。

文章を理解したかを確かめるための読解力テストみたいな設問がついてれば、なお良い。

知らない単語があっても、すぐに辞書を引いてはいけない。そのまま読み飛ばす癖をつけよう。

文章の前後から、わからない単語の意味を類推するトレーニングも兼ねるんだ。わからない単語が出てきても、しるしを付けるだけにして、全文を読み、設問を解く。答え合わせをした後、辞書を引こう。

本番の入試では、どんなに頭の良い奴でも、知らない単語があって当然だ。

知らない単語の意味を文章から類推するのが、求められる能力であって、その点を君らは誤解しているんだ。

単語をいくら覚えても長文を読むのは速くならないよ。出題者はあえて、受験生が知らない単語の含まれる文章を好むからね。

過去問をみると、学術的な科学や哲学の論文みたいな堅苦しい文章も多いでしょ。専門用語をちょっとだけ織り交ぜて、意味を類推させるのが、ねらいなんだ。

 

その類推ってのが苦手なんすよ。

 

それは単なる英語アレルギーだよ。同じことを日本語でやるとみんな簡単にできているんだから。

例えば「電車男」の本または、ログを読んだことあるかい。あれは2ちゃん用語が多用されていて、2ちゃんの常連でないと知らない言葉が多い。でも普通に意味を理解しながら読めるでしょ。

なんとなくこんな意味だろうと、話の前後関係から自然に類推してるでしょ。日本語だと簡単にできるのに、英語だとアレルギー反応を起こして、できなくなってしまう。

 

そういえば、そうかもしれません。

 

だから早い段階で、英文に慣れ親しむほうがいいんだ。習うより慣れろだよ。

そして慣れるためには、まずは簡単な英文からということ。いきなり難しい長文から入るから、みんな挫折して、長文が嫌いになるんだ。

  

なるほど〜。ところで、やさしい長文に特化した教材なんてあるんすか?

 

これがまた少ないんだ。探すのが大変だと思うから、僕が使ったものを教えるよ。価格が安い上に、ぎっしりつまってるので、お勧めだ。

ケネスのすらすら英文速読教室 聖文新社 ¥663(税込)
ケネスのらくらく英文速読教室  聖文新社 ¥663(税込)
ケネスのうきうき英文速読教室 聖文新社 ¥663(税込)
ケネスのわくわく英文速読教室 聖文新社 ¥663(税込)
ケネスのどきどき英文速読教室 聖文新社 ¥663(税込)
ケネスのとんとん英文速読教室 聖文新社 ¥663(税込)

 

本屋ではあまり見かけない本ですね。

 

そうだね。実際、売れてる本じゃないから、ネットで買うのが、てっとり早いかもね。

この本はシリーズ化されているので何冊もあるよ。

だいたい1日に2〜3個ぐらいの長文を読むといい。それを毎日続けるんだ。続けなくては意味ないぞ。

読む度に、必ず時間を測ってやること。1つの長文を10回は読んで練習しよう。

もちろん、後ろから戻って訳して読むのは厳禁。左から右へしか読んではいけない。

 

オレにできるかな〜。

 

最初は結構苦労するけど、2〜3ヶ月ぐらいすると、以前より、すらすら読めるようになってるのが、自分でも気づくと思うよ。

とにかく半年は続けてくれ。これは僕の偏差値の成長曲線だ、6ヶ月目あたりを境に急激に伸びている。成果として現れるのは半年ぐらい後ってことだ。

 

急激な伸びっすね。英文が早く読めるようになっただけで、こんな伸びたんですか?

 

実際には構文の勉強も平行してやっていたよ。構文の勉強をやらずに受験に臨むなんて無理なことだからね。

でもそれは誰しもがやる勉強であって、高校で習うべき構文は、受験では憶えてて当然のことだ。でも皆が勉強することを、自分が勉強したからといって偏差値が上がるとは限らない。他の人も同じようにマスターして臨むわけだから。

やって当然の勉強はここでは、あえて説明しない。僕の構文等の勉強法に特別なところはないからね。僕の人とは違うこと、そう、それが英文の速読のトレーニングをやったことだ。それ以外に偏差値が伸びた理由がつかない。

速読の練習により、英文に触れる量が増えるせいだろう。いつの間にか英語頭とでも言おうか、英語的思考能力が身に付く。それにより文法のマスターも加速度的に楽になっていった記憶がある。相乗効果ってやつだね。

ついでに言うと、出題される構文にも頻度の差がある。参考書にある全ての構文をマスターしようと思うとキリがない。めったに出題されないような構文まで勉強するのは余裕ができてからでいい。構文以外にも単語や熟語、発音等やることはたくさんある。ましてや他の科目の勉強だってある。時間は限られてるんだから、自分のやるべきことは何なのか、効率を考えてやってほしい。決して、楽な暗記物をだらだらとやって時間をつぶさないように。

暗記もので思い出した。単語の憶え方も教えよう。

 

第5章 英単語の暗記方法の王道


暗記のコツというのはイメージと、からめて憶えることだ。英単語も同様。

単語集にある単語の羅列を機械的に暗記するのは実は効率的ではない。

はっきりいって「でる単」「豆単」などの類いは、使っちゃダメだ。

 

え〜、既に買っちゃいましたよ。

 

残念だが、それは押入れに、しまっておきなさい。

受験直前の最終チェックで使うぐらいならいいよ。

其の四「英単語は長文で覚えろ!」だ。

 

単語カードとか自分で作れってことっすか?

 

うん。長文に出てきた知らない単語を、最後に辞書で調べて作るんだ。ただしリングカードではダメだ。なぜなら小さすぎて書き込める量が限られるからだ。B6かA5サイズの小さいノートを使うこと。いわば単語帳をつくるんだ。書き方はこんな感じでやってほしい。

英語の単語帳

君の場合は、最初は単語と意味だけの簡単な記述でもいいけど、慣れてきたら品詞や発音、他の意味、例文等も書き込んでいくこと。

通学の電車や休み時間等の空き時間にその単語帳をつかって暗記するんだ。

 

結構めんどくさいっすね。

 

そういうなって。長文を読んでせっかく出会った知らない単語をそのままにしておくのは、もったいないだろ。

長文の中の単語というのは、文章のイメージが頭に残っている分、単語のイメージも連想しやすく、記憶に残りやすいんだ。

 

なるほど〜。

 

単語帳を作るメリットは、それだけじゃない。辞書を引く習慣が身に付くんだ。辞書というのは、なにげに良くできた教科書にもなる。ぼろぼろになるまで辞書を引くのが習慣づくだけでも結構な学力はつくぞ。

また、辞書を引くのに指先をつかうこと、単語帳に書くことというアクションが多いこともいいことだ。市販の単語集では見るというワンアクションしかないだろ。脳ってのはいくつかの動作が重なったほうが、記憶しやすいようにできている。できれば声も出しながらのほうがいいかな。

  

電車のなかで声出すのはイタイっすよ。

 

だから、できたたらでいいって。

以上が僕の英語の勉強法だ。

どうだい感想は?

 

う〜ん。期待が大きかったぶん、これだけって感じっすかね。

 

そうかな?これだけでも、やってみればすっごい効果が出るって、わかるんでけどなぁ。

細かいテクニックなんて、直前で憶えればいいんだよ。基本もわかってない君が、最初から、そういうのに頼っても、成果はあがらないぞ。

速読ができるってことは、速く読める分、時間が短縮されて、普段こなす勉強の量が相対的に増えるようになる。遅れてスタートする君には、それだけでも十分メリットがあるよ。受験本番までの時間は限られてるんだから。

英語のできない奴にかぎって、自分は文法をマスターしてないからと、長文対策を後回しにする。でも結局、いつまでたっても長文対策に手がつけられないなんてことになる。

レベルが低いなら低いなりに、易しい長文に馴染んで、長文嫌いのアレルギーを早めになくす事だけでも、やる意味があると思うけどね。

 

よし、がんばってみます。

  

最後に

英文速読は基礎体力のようなものだと私は考える。スポーツに例えると解かりやすい。

構文を憶えるのがシュートやドリブル等の個々の技術の練習。

問題集や過去問を解くのがミニゲーム。

模試や本番の試験が試合。

速読のトレーニングはさながら走りこみだ。

実際のスポーツでも練習の多くは基礎体力づくりに時間をかける。
どんなにシュートが上手くてもフルタイムで出場できる体力がなければ、レギュラーの座は勝ち取れないであろう。

カリスマ講師の受験テクニックをいくら聞いても、なかなか偏差値が上がらない人は基礎体力がないことに気づくべきだろう。いくらすごいシュートが打てても、スタミナがなくては力が発揮できないのだ。

基礎体力をつけるには小さな負荷をかけることを、積み重ねるのが良い。その点で、英語とスポーツで共通しているところが面白い。ここで紹介した速読トレーニングは、簡単な長文という負荷の少ないものを使って練習するわけだから。

最近小学校教育で、脚光を浴びてる、百マス計算なども、似たようなことかもしれない。簡単な計算問題を繰り返し解く練習を続けることにより、脳が活性化するというものである。科学的に実証されているにもかかわらず、学校の授業での導入率は低いようだが・・・。

ここで紹介した勉強法を実行するかどうかはあなた次第だ。やろうがやるまいが私の知ったこっちゃない。だが私が偏差値28から73まで半年でUPしたのは事実である。底辺から頂点まで一気に駆け上がるのは正直言って、ムチャクチャ気持ちいい。それだけは言える。その快感をあなたにも味わって欲しい。

誤解のないように付け加えておくが、私自信がもともと頭が良いからそれだけ偏差値が上がったわけではないことを念を押しておく。努力しないで偏差値が上がったなんてどこにもこれまでに書いてない。私の偏差値は英語以外の教科もひどかった。国語が偏差値40、地理が45、数学が30、生物が35ぐらいだったと思う。模試で1桁の点数しかとってなかったからな。私は勉強はできなかったが、自分の置かれている状況だけは把握していた。これはヤバイ、現役で大学に行きたかった相当な努力が必要だと。

現時点で底辺にいる人間が頂点まで登りつめるのには、楽しようと考えている時点で実現はできないだろう。高校3年の春、このとき私は覚悟を決めたのだ、死ぬ気でやればなんとかなるはずだと。周りの誰もが私のことを現役で大学なんて行けるとは思っていなかったが、ぜってぇ見返してやると自分自身に誓ったのだ。これを機にバイトも辞めた。タバコも辞めた(時効です)。ゲームも捨てた。マンガも封印した。テレビも一切見なかった。友達からの遊びの誘いもみんな断った。何か大きなことをしようと思ったらそれなりの犠牲は覚悟すべきだ。

そして次にしたことは、自分にとっての最短距離で駆け上がるための近道を探すことだった。楽をしたいということではなく、自分の立場から頂点を目指すには、人と同じことをしているだけでは駄目だと思ったからだ。他の受験生だって努力しているのだ。それなりの大学を目指す受験生なら、誰でも時間の許す限り勉強したいと考えるはず。与えられた時間は皆一緒なのに、私だけその何倍もの時間を勉強するなんてことは不可能だ。ならば、時間をいかに有効に使うべきかを考えるべきだ。実際、2週間かけて様々な本を調べた。
その中で英語に関してたどり着いた答えのひとつが、今回紹介した勉強法だ。
私は、自分の出した結論を信じ、自分なりにスケジュールを立て、それを死に物狂いでこなしていった。

そんな私の姿を見てか、親は応援しようとしてくれた。しかし、それが結構邪魔になったのも事実だ。親は進研ゼミやZ会、代ゼミや河合塾の講習など、私のためにと言って申し込んでくるのだが、結局、どれも手をつけず無駄なお金を使っただけだった。私の方針を理解してもらうための、私の努力が足らなかったことは今思うと反省している。

きっと、あなたの親もいろいろと口出しするかもしれないが、自分が望まないことを押し付けられても実にならないので、親と一緒に良く話し合い、自分にとって最適な勉強法やスケジュールを一緒に考えるのも良いであろう。

当サイトでは長文英語対策しか紹介していないが、受験では他の教科も勉強が必要なので、限られた時間のなかで各教科のレベルアップを図るための効率の良いスケジュールを組まなければならない。各教科において、効率的な学習のためにはどこに重点を置くべきかを見極めるのだ。いくつもの教科においてこれを見極めるだけで結構な労力を要するかもしれない。参考までに役に立つであろうサイトも下記に紹介しておく。
全国大学受験研究会

この他にも自分で納得のいくまで調べたらいい。調べれば調べるほど、勉強とはやみくもに一生懸命に努力するだけでなく、勉強方法次第で、身につき方に差が出ることに気づくであろう。そして調べた結果、自分なりに出した結論を信じて、それをとことん貫こう。

最初は勉強が苦痛に感じるかもしれない。全然わからないことだらけで自分の馬鹿さ加減が嫌になるかもしれない。そしたらとにかく基本に戻れ。高1どころか中学の復習まで戻ってもかまわないのだ。ものには順序があり、順を追えば誰でも理解できると思っていい。勉強嫌いのヤツはわからないから嫌いになったのであって、理解できると嫌いだった教科も好きになる。事実、私も大嫌いだった英語が次第に大好きになっていった。好きになると楽しくてしょうがなくなり覚えるのも早くなる。すると飛躍的に成績が向上するという好循環を生むだろう。

最後に、ここまで読んでくれてありがとう。そして頑張れ受験生!


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